旧川越街道2_新座-川越

◆旧川越街道_新座-川越

2020年11月15日(日)晴れ

旧川越街道(かわごえかいどう)を二日間掛けて歩いた。

今回は二日目で、川越まで歩いた。

児玉往還+川越街道は中山道の脇街道)

コロナ禍の影響で、二日目の再開までに9か月間もかかってしまったが、前回の終了地点の新明神社から再スタート。

(1) 新明神社【10:12】

(2)鬼鹿毛(おにかげ)の馬頭観音【10:16】




(3)地蔵尊【10:24】

道標【10:29】

道標に従って、英インターの下を通る。



(4) 丸吉講(まるきちこう)石碑【10:38】

石碑の上部に「丸に吉」という字が彫られている。このあたりに富士塚があった。

丸吉講(まるきちこう)は、江戸時代後期から明治時代に、現在の新座市周辺で隆盛した富士講。冨士講とは、富士山を崇拝する人々によって組織された講社(同じ信仰をしている人々で結成している団体)で、富士山へ登拝し修行することを目的とする。

前回の川越街道を歩いた途中で「浅久保富士」に立ち寄ったが、その時の写真を確認してみると、「丸に吉」と彫られた石碑がいくつか見られた。

次の(37)<旧川越街道1_板橋ー新座>

(5)川越街道の標石と並木【10:44】

現在の川越街道である国道254号は中央分離帯で上下線に分かれ、紅葉に色付きはじめた並木が現れる。後日調べたら欅(けやき)。

こうした標石はこのあといくつも見られる。


街道風景



(6)木宮稲荷神社【10:57】

寛文元年(1661)社殿を再建したと伝えられている。

稲荷神社は、藤久保のような畑作を主体とした地区では農業神として信仰されたそうだ。


境内社(けいだいしゃ)の浅間神社と八坂神社。


川越街道の道標【11:01】

(7)廣源寺【11:08】

寛永16年(1639)創建。

江戸時代には寺子屋を開設した時期があり、明治7年(1884)には広源寺に藤久保小学校が開設されたそうだ。

川越街道の道標石【11:15】

川越街道の道標石【11:40】


(8)下木戸跡【11:45】


(撮影をミスったため、代わりにネット上の写真を掲載。)

(9)大井戸跡【11:55】



復元された大井戸跡の写真がネットに出ていたので次に掲載する。

(2008年に撮影されたもの。)



(10)徳性寺(とくしょうじ)【12:03】



弘安の板碑と地蔵尊


(11)
大井宿本陣跡【12:13】


(12)旧大井村役場庁舎【12:19】

(13)角の常夜灯【12:28】


(14)地蔵院【12:33】



(15)
神明神社【12:38】

街道風景


(16)
鶴ケ岡八幡神社【12:52】


(17)東光寺【13:04】

(18)庚申塔【13:24】

街道風景

(19)春日神社【13:34】


(20)馬頭観世音【13:38】

うっかり見過ごしてしまいそうな小さな観音像。

街道風景


(21)
烏頭坂&熊野神社【13:45】




(22)
仙波浅間神社&富士塚【13:54】








古墳を転用した典型的な富士塚だと思うが、どの説明板にも「富士塚」という言葉はない。なぜだろう?

(23)雀の森氷川神社&富士塚【14:21】





(24)
川越八幡宮【14:51】


街道風景

(25)喜多院【15:05】








(26)
仙波東照宮【15:17】





(27)
七曲り【15:45】

(28)永島家住宅(武家屋敷)【15:45】


(29)川越キリスト教会【15:49】

川越市内のレンガ建築の中で一番古い建物で、国指定有形文化財。

その始まりは明治11年(1878)だが、現在の建物は、明治の川越大火で消失後の大正10年(1921)に再建されたものとのこと。

(30)旧山崎家別邸【15:52】



今日は日曜日ということもあって川越の定番観光地には観光客が多かった。
中でも和服を着た人が目立った。

次の写真は旧山崎家別邸前でたまたま撮ったものだが、一番手前の後ろ姿は金髪の外人さん。

(31)東洋堂【15:57】

明治35年創業の老舗さつまいも菓子屋。

(32)鉤(かぎ)の手跡の旧江戸町道標【15:57】


(33)
太田道灌公像&川越城大手門跡【16:02】



(34)
札の辻(ふだのつじ)交差点【16:07】

旧川越街道歩きは予定通りここまでで終了とした。

休憩を含めた歩行時間は、5時間55分。

途中で街道から少し離れた場所も多く回ったので、想定よりもやや多く時間がかかった。

明日は引き続き児玉往還を歩く予定である。

 

この後、川越市内の定番観光スポットを歩いた。

(35)菓子横丁

(36)大沢家住宅(小松屋)

明治26年(1893年)の川越大火の焼失を免れた川越最古の蔵造りで、現存する関東地方最古の蔵造り。国の重要文化財の指定を受けている。

現在の屋号から「小松屋」とも呼ばれていて、川越の民芸品を販売。

街道風景

(37)時の鐘

時の鐘は、寛永4年(1627)から11年(1634)の間に建てたものが最初といわれている。現在の鐘楼は、明治26年(1893)に起きた川越大火の翌年に再建されたもの。


(38)
蔵造りの街並み

(39)大正浪漫夢通り


(40)
蓮聲寺(れんけいじ)


街角の古地図

今回出会ったマンホールの蓋を以下に示す。

新座市

中央にカタカナの「二」と「ザ」を図案化した市章。

周囲にあるのは市の木「モミジ」。

入間郡三芳町(みよしまち)

三芳町の木ケヤキ、町の花キク、町の鳥ヒバリをデザイン。

ふじみ野市

平成232011)年にふじみ野市PR大使に就任した「ふじみん」を中央に、外側の上部には市章と旧大井町の花だったキキョウ、下部には旧上福岡市の花だったコスモスが描かれている。


旧入間郡大井町(現在はふじみ野市)

町の花「キキョウ」を全面にしたデザイン。

川越市

中央に川越市の市章。その周囲に市の花・やまぶきをデザイン。

川越市の市章は、中央に川越の「川」を、周囲にカタカナの「コ」と「エ」を配置して「川越」を象徴しているとの事。

川越市

川越市のシンボル「時の鐘」と「蔵造りの町並み」をイメージして制作されたもの。

川越市

以上

 

<全体のメインメニューは下記をクリック>

<https://sites.google.com/view/slowly-walker>

 

コメント

このブログの人気の投稿

プライベート ミニ リサイタル

旧日光街道6_杉戸宿ー栗橋宿

旧日光街道10_小山宿ー小金井宿