富士塚巡り6_江戸川富士塚

◆江戸川富士塚巡り

2019年4月21日(日)曇り時々晴れ

前回は新宿及び早稲田界隈の五つの富士塚と史跡を回ったが、今回は江戸川区の七つの富士塚を巡った。

葛西駅(東京メトロ東西線)を10:10にスタートし、瑞江駅(都営地下鉄新宿線)に着いたのが13:10。昼食タイムを含めて、ちょうど3時間のウォーキングとなった。

経路を下記に示す。

①中割富士(天祖神社/江戸川区東葛西 7-17)【10:20】

昭和初年に旧天祖神社境内に造られたものを、神社の移転に伴って現在地に移築。元あった場所が東宇喜多村中割であるところから、中割富士と言われているとか。


高さ数m程度で、特に柵もなく登れる。岩と岩の間にコンクリートが見え、昭和の作りだと分かる。

頂上の祠。岩に埋め込まれた形が珍しい。

②長島富士塚(長島香取神社/江戸川区東葛西2-34-20)【10:43】

明治41年(1908)築造。

頂上に祠はなく、浅間神社の石碑がある。

③桑川富士(桑川神社/江戸川区東葛西1-23-19)【10:51】

昭和4年(1929)築造。

頂上に浅間神社の石碑がある。


次の富士塚に向かう途中、環状七号線の橋から見た新川。川原が綺麗に整備されていた。

④船堀富士(日枝神社/江戸川区船堀 6-7-23)【11:38】

明治25年(1892)築造。

一之江境川親水公園を少し北上したところにあった。

頂上には祠があった。

頂上から見た登山道

次に移動する途中で見た屋台船(ゴジラという名が!)

⑤今井富士(香取神社/江戸川区江戸川 3-44-8)【12:12】

昭和4年(1929)築造。旧上今井村なので今井富士





⑥下鎌田富士(豊田神社/江戸川区東瑞江 1-18-1)【12:30】

大正5年(1916)築造。旧下鎌田村。



⑦上鎌田富士(天祖神社/江戸川区南篠崎町2-54-15)【12:46】

明治19年(1886)築造。



その後、途中で昼食を取ってから瑞江駅に向かった。瑞江駅に着いたのは13:10。

今回の七つの富士塚は、すべて明治以降に築造されたもので、規模や形状は概ねほぼ同じだった。いずれも柵などで囲まれてはおらず、桑川富士のみ「登らないで下さい」との看板が出ていたので登らなかったが、他は自由に登れた。

勝手な想像だが、江戸時代には、このあたりは江戸市中と比較して人があまり住んでいない地域であり、明治以降になってから増え始めたのではないだろうか。それで、富士塚も明治以降になって作られ始めたように思う。

以前見た横浜富士塚がどれも土山のままだったのに比べ、こちらはすべて溶岩で覆われていたので、その意味では本格的な富士塚であることが興味深い。

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