富士塚巡り5_横浜富士塚
◆横浜七富士巡り
2019年2月17日(日)曇り時々晴れ
なお、「横浜」は江戸時代末期までは横浜村という小さな寒村でしかなかったので、「相模国七富士」又は「神奈川七富士」というのが正しいのかもしれない。(なお、今回は私が勝手に七つ選んだだけであって、公式に七富士と呼ばれているものではない。)
最初の相模鉄道の西谷駅に着いたのが10時5分。ここからスタート。すべてが終わって最後の市営地下鉄北山田駅に着いたのが16時40分。合計で6時間35分の散策となったが、列車移動は1時間55分で、徒歩移動と昼食(&迷走時間)で4時間40分となった。
行程実績を次にまとめた。
①西谷富士(保土ヶ谷区 富士神社境内)
西谷駅を出て駅前の国道16号(八王子街道)を東に少し歩き、梅の木交差点を左折すると、すぐに次の写真のような案内があった。
途中にある鳥居
木々の生茂った富士塚。高さは4m(標高45m)
土を盛って作られたもので、周囲にらせん状に登り道があるので登る。
山頂とそこからの眺め。
その後、西谷駅に戻って横浜駅に行き、そこで市営地下鉄に乗り換える。
②熊野堂富士(神奈川区 最勝寺に隣接)
片倉町駅から歩き始める。が、自分が出た地下鉄出口の地図上の位置を勘違いしていて、最初は反対方向に進んでしまった。すぐに気が付いて駅に戻り歩き直したが、十分程度のロス。しばらく歩くと、道沿いに最勝寺の看板があったので、そこを入る。
最勝寺には入らずに、その前を左折して細い道を少し進むと、途中に「富士浅間」の表示。
富士塚は土を盛ったもの。
仮設のような手すりがちょっとガッカリだが、そこを登ると頂上に出る。
頂上からの眺め。高さ18m(標高42m)とのこと。
その後、次の小机富士を目指して歩く。途中、小机駅前で昼食をとってから歩きを再開。
③小机富士(港北区)
小机駅の前の県道12号線を歩き、そこから小机富士への通路を探した。何とか行くことができたが、結論から言えば、駅裏(日産スタジアム側)に出て、そこから行くのがいいようだ。その行き方を前提に、以下の写真は撮影とは逆に並べかえて表示する。
小机城址市民の森への案内図。第三京浜に分断された左側に「富士千元」と書かれているのが小机富士。
入口の道標
小机富士。山の一部。
頂上部。高さ5m。富士仙元大菩薩の石塔がある。普通は「浅間」なのが、なぜ「千元」なのか、後日調べたが不明。
頂上からの眺め。木が生茂っていて眺望はよくない。
帰りに見えた日産スタジアム。この後、小机駅から中山駅に。
④三保富士(緑区)
中山駅から三保グリーンハイツ(市営住宅)に向かって歩く。グリーンハイツ前の案内図には「浅間社」という表示で書かれていた。(「富士」ないしは「富士塚」という表記はどこにもない。)
駐車場側から見た三保富士塚
児童公園側から見たもの。
頂上の「浅間社」
りっぱな登山(?)道
中山駅に戻り、地下鉄で都築ふれあいの丘駅へ。
⑤池辺富士(都築区)
池辺富士は畑が続く農耕地の中にあったが、その周囲の道が区画整理中らしく、道路がところどころ通行禁止になっていて、近づくのに少し手間取った。
入口に小規模ながら立派な鳥居があった。
頂上にあった祠
頂上からの眺め
登山道
⑥川和富士(都築区)
池辺富士から下りて、川和駅方面に向かって歩くと、川和富士公園がある。その一角に川和富士がある。
公園内の説明板。普通の石碑とは逆に文字をうき立たせたもの。手数は掛かっているようだが、とても読みづらく残念な作り。
標高は74メートル。今回訪れた七つの塚の中では一番大きい。
頂上からの展望
りっぱな鉄製のラセン階段もあり、頂上もコンクリート作りで、完全に公園の見晴台。
⑦山田富士(都築区)
最後に北山田駅に行く。
ここでとんでもない勘違いをして迷走し、時間を大幅にロスしたが、普通に行けば駅から6分程度のところにあった。
入口の階段。何の標識もないので、ここが富士塚の登り口とは気づかない。
富士塚全景。盛り土で螺旋階段がある。
頂上
頂上からの展望。手すりも何もないので、いささか撮るのがコワイ。
説明板
山田富士公園
前回訪れた江戸七富士は、すべて岩で覆われていたが、今回訪れたものはすべて土山のままだった。また、神社の境内にあったのは西谷富士のみで、その西谷富士にしても、神社の建物はかなり小規模で、大規模な神社といっしょに併設されていた江戸富士とは少し違った側面があるようで、非常に興味深かった。
調べてみると、それ以外の地方にも富士塚はあるようなので、今後機会が出来れば、訪れてみたいと思っている。
以上
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