旧児玉往還3_川越-高坂
◆旧児玉往還_川越-高坂
2020年11月16日(月)晴れ
前日の旧川越街道に続いて、川越から児玉往還を歩いた。
(児玉往還+川越街道は中山道の脇街道)
(1)札の辻交差点【7:56】
前日の終了地点から出発。
(2)六塚稲荷神社【7:59】
(3)高沢橋【8:00】
(4)本応寺【8:02】
(5)古い標柱【8:05】
民家の玄関先にあって「堅村屋酒?」と読める。後日調べたが詳細不明。
(6) 八咫神社(やたじんじゃ)【8:28】
毎年のように氾濫する入間川をおさめるために祀られたとのこと。
創健年は不明だが、古い記述によると奈良時代に僧「祐阿弥」が再興したとされている。
この八咫神社では、「まんぐり」と「上寺山の獅子舞」の2つの川越市指定の無形民俗文化財がある。
八咫鏡(やたのかがみ)は、三種の神器の一つであり、また、八咫烏(やたがらす、やたのからす)は、日本神話に登場するカラス(烏)で、導きの神。一般的に三本足の姿で知られ、古くよりその姿絵が伝わっている。
ただ、なぜここが八咫神社というのかは、調べたが不明。
(7)馬頭観音【8:52】
(8)天満宮【9:01】
(9)地蔵尊?【9:12】
(10)北向不動尊【9:15】
街道面からは祠の裏側しか見えないので、ただの納屋にしか見えない。
写真は祠の正面に回って撮ったもの。
ネット情報によると、最初は南向き、つまり街道の方に向いて建ててあったが、あまりにみごとな不動尊に、街道を通る馬が恐がって動かなくなるので、北向きにかえたのだという。
ちなみに、不動尊(不動明王)は、優しさだけでは通用しない人々を救済するために、あえて怒りの形相をしているそうだ。
邪悪な相手には徹底的に厳しく、人が間違った道へ進もうとした時には、正しい道へと戻れるように諭してくれる存在とのこと。
中をのぞいて撮影したが、よく分からなかった。
不動尊の近くにあった石仏?
(11)街道風景【9:19】
(12)多頭観音【9:42】
(13)庚申塔【9:55】
(14)街道風景【9:56】
(15)地蔵尊【10:21】
周囲の雑草が酷くて見落としそうになった。
(16)大堀山館跡(おおほりやまやかたあと)【10:28】
(17)庚申塔と地蔵尊【10:38】
(18)八坂神社【11:13】
(19)大宮住吉神社標石【11:20】
(20)塚越神社【11:24】
(21)庚申塔【11:29】
(22)地蔵尊【11:34】
(23)宗福禅寺【11:35】
(24)神社?【11:39】
入口に「明治四十一年四月」の標柱があるが、詳細不明。
(25)須賀神社【11:41】
(26)〆松地蔵尊(しめまつじぞうそん)【11:49】
ブレース(筋交い)丸見えの赤茶けた鉄骨造りというのは初めて見たが、ちょっと可哀そうに思える。
〆松地蔵は、もとは兄の地蔵といっしょに大智寺にいたが、お供え物の分配で兄弟喧嘩になり、兄地蔵にここまで投げ飛ばされてしまったのだとか。すると、大日様(大日如来)がやってきて「兄地蔵は寺で死んだ人を護ってもらうから、お前はここで村人や旅人、牛や馬を護ってあげなさい」と諭され、その後は村人に大事にされた。ということだそうだ。
お地蔵様同士の兄弟喧嘩という設定は、昔は宗教が非常に身近で庶民的だったことを示しているようで微笑ましい。
〆松地蔵尊から見た街道風景
(27)街道風景【11:59】
街道沿いにシールド機(トンネルを掘る機械)の先端部品らしき展示物があったので後日調べたら、「石井水処理センター」のようだった。
詳細不明だが、水路のトンネル工事でもしたときの記念だろうか?
(28)島田橋への交差点表示【12:03】
街道の長屋門
(29)石仏石塔群【12:10】
(30)島田橋【12:12】
洪水時には橋面が水面下になる冠水橋。
(「沈下橋」という名称が広く知られるが、河川行政用語としては「潜水橋」が公式名称とのこと。)
明治初期に木製の橋が架けられるまでは、ここの往来は島田の渡しといわれた渡し船だった。
1920年(大正9年)に300m程下流に新しく高坂橋(現在の国道407号の橋)が建設されると、島田橋から600m程しか距離が離れていないことから両岸間連絡は高坂橋に取って代わり、島田橋は木製のままになっているとのこと。
両側の堤防には車用のスロープの道があるが、徒歩の場合は階段があるので、そこを通る。
旧街道を感じさせるのどかな雰囲気や素朴な姿と、都心からの交通の便がよいことから、テレビや映画のロケーション撮影に度々使用されているそうだ。
ネットにドラマ『JIN-仁-』の一場面があったので、以下に示す。
(31)道標?【12:32】
古い道標か?詳細不明。
ここで国道を横断するのだが、横断歩道もなく、ここを直接は横断できない。
(32)街道風景【12:32】
(33)地蔵尊&庚申塔【12:34】
(34)六地蔵【12:39】
六地蔵の隣の庚申塔
(35)長松寺【12:42】
(36)髙坂駅への交差点【12:49】
予定通り、本日はここまでとした。
休憩を含めた歩行時間は4時間53分となった。
この後、高坂駅周辺で昼食後に東松山駅まで移動。
宿に入るには早すぎるので、東松山駅近くの箭弓(やきゅう)稲荷神社を参拝した。ボタン園が有名。
ボタン園
坂戸(さかどし)
坂戸、鶴ヶ島水道企業団マスコットキャラの「さかつるちゃん」と消防車のデザイン。
川越市
時の鐘のデザインに市章と小江戸川越の文字。
東松山市
市章と市の花・ボタンのデザイン。
東松山市はボタンの栽培が盛んで、前掲の「箭弓稲荷神社」以外にも「東松山ぼたん園」に約91 00株あるという。
以上
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