旧東海道33_坂下-土山

 ◆旧東海道_坂下-土山

2019年5月16日(木)晴れ

四日市宿から土山宿までを3日間かけて歩いた。

今回は3日目で、坂下宿から鈴鹿峠を越えて土山宿まで歩いた。

(67)伊勢坂下バス停【9:10】

亀山市コミュニティバスを使って、昨日の終了地点に到着。

ちなみに、このバスは午前中にはこの一本しか運行されていない。

せめてもう少し本数があればと思っていたが、乗ってみてすぐに理由が分かった。何しろ乗客は私一人きりだったので。しかも30分近く乗っていて料金は百円で、申し訳ないくらい。

(68)大竹屋本陣跡【9:11】

隣はゴミ収集場所。今までにもどこかで見たようなパターン。

(69)梅屋本陣跡【9:12】

(70)法安寺【9:12】

(71)小竹屋脇本陣跡【9:13】

古い民家【9:13】

多くはないがこうした家屋も見られる。

(72)身代わり地蔵【9:16】

大名行列を横切った子供の身代わりになったお地蔵様と伝えられている。

(73)岩家十一面観世音菩薩【9:20】

「十一面観音(じゅういちめんかんのん)」は苦しんでいる人をすぐに見つけるために頭の上に11の顔があり、全方向を見守っていて、十種勝利(現世利益)と四種果報(死後成仏)という様々なご利益があるそうだ。

しかし、門が固く閉ざされていて周囲は木々がうっそうと茂り、菩薩像は拝むことが出来なかった。

しばらく国道一号線脇の道を進む。【9:22】

途中から山道になる。【9:30】

ちなみに、これ以降、鈴鹿峠までの山道は持参した地図には出ていないので、現場の標識のみを頼りに歩くことになる。

説明板【9:33】


(74)片山神社【9:35】

道路標識【9:36】

国道一号線の高架下を通る。【9:38】

ここまでの山道の感じは何となく箱根に似ていたが、距離的には短く、軽いハイキング程度。

途中、案内板がいくつかあった。



(75)鏡岩への分岐点【9:48】

東海道道標【9:49】

鈴鹿峠の道標【9:50】

(76)万人講常夜燈【9:54】

鈴鹿峠の休憩所前にあった。多分、今まで見た中で一番大きな常夜灯。



しばらくして下り道になるが、登山道ではなく普通の道になっていた。【9:58】

写真の右側に国道一号線が走っていて、すぐに合流する。

道路わきで見つけたさつき(つつじ?)【10:06】

国道一号線【10:07】

歩道が整備されているのでそこをしばらく進む。

積雪地帯らしく融雪装置が設置されているが、ガードレールはなく、トラックがけっこうな速さで横を走りすぎていくと、いささか恐い。



(77)十楽寺【10:16】

(78)観光案内図【10:22】

(79)地蔵堂【10:29】

(80)山中一里塚公園【10:41】

次項以下の多くの史跡標識があった。

土山宿山中道標

常夜灯

鈴鹿馬子唄の説明板

擽野観音道(いちのかんのんみち)道標


(81)道案内図【10:57】



(82)蟹坂古戦場跡【11:05】

(83)田村永代板橋(海道橋)【11:11】



(84)高札場跡【11:14】



(85)田村神社【11:14】


(86)道案内図【11:18】

(87)土山宿案内図【11:20】


土山宿の街並み【11:22】


(88)旅籠鳥居本屋【11:22】

これ以降、こうした旅籠の案内がいくいつも出ていた。


(89)道標【11:25】

(90)一里塚跡【11:25】


(91)橋の欄干に掲げられた浮世絵【11:35】


(92)白川神社【11:36】


(93)森白仙(森鴎外の祖父)終焉の地(井筒屋跡)【11:39】


(94)問屋場跡【11:40】


(95)東海道伝馬(てんま)館【11:41】

旅役人模型

馬子模型

すべて実物のスケールで作成されているとのことで、農耕や荷役等に当時使用されていた馬が、かなり小型だったことが分かる。

大名行列の模型


森鴎外と土山宿の説明板【11:46】

(96)土山宿問屋宅跡【11:47】


(97)土山宿本陣跡【11:48】


(98)大黒屋本陣跡&高札場跡【12:17】



(99)土山宿陣屋跡【12:18】


(100)土山宿説明板【12:23】

(101)御代参街道(ごだいさんかいどう)起点道標【12:24】

「右北国たが街道 ひの八まん道」と書かれてある。

御代参街道は、江戸時代に整備された脇街道で、土山宿から中山道小幡までの約36Kmを結ぶ。伊勢道とも呼ばれる。


(102)伊勢大路(別名阿須波道)碑【12:38】

伊勢大路は平安時代に開かれた平安京から鈴鹿峠を経由して伊勢に至る古道。

(103)道路案内図&垂水斎王頓宮跡【12:41】

垂水斎王頓宮跡(たるみさいおうとんぐうあと)

斎王(天皇が即位するごとに、名代として伊勢神宮に遣わされた女王)が宿泊した場所が垂水斎王頓宮。「垂水頓宮御殿跡」がこの後少し先にあった。

(104)瀧樹(たぎ)神社【12:45】


(105)垂水頓宮御殿跡【12:57】


(106)長泉寺【13:00】

(107)一里塚跡【13:05】


(108)大日川(堀切川)掘割【13:07】

掘割は、地面を掘って水を通したところ。


松並木【13:08】

少しの区間だが松並木があった。

(109)従是(これより)東淀領の石碑【13:11】

(110)東海道反野畷碑【13:12】

(111)シーボルトとトキの剥製の説明板【13:14】 

街並み【13:15】

(112)三好赤甫旧跡【13:25】

(113)若王寺口(なこうじぐち)バス停【13:30】

予定通り、若王寺口バス停で、三日間のウォーキングを終了し、ここから、13:47発のバスで貴生川駅経由で戻った。

今回は、移動手段として下記のコミュニティーバスを使用した。

  初日&二日目は、鈴鹿市コミュニティバス「C-BUS」

  二日目&三日目は、亀山市コミュニティバス西部ルート

  三日目は、甲賀市コミュニィティバス

いずれも本数が少ないこともあって、事前に調べた停留所での発車時刻を常に気にしながらのウォーキングだったが、どこも計画通りの時間で歩き通すことが出来た。

今回は都市部を通らなかったせいもあって、旧街道らしい風情を十分に楽しめた。ただし、一里塚や本陣等の史跡建物も江戸時代のものは見ることが出来なかったのが、やや物足りなかった。


途中で出会ったマンホールの蓋を下記にまとめて示す。


鈴鹿市

なぜトンボが二匹なのか、後日調べたが不明。


亀山市

亀山城多聞櫓と亀山市の花である花しょうぶが描かれている。

 

関市

お地蔵さんと旅人をモチーフにして生まれた旧関町のイメージキャラクター「アスレ」を描いたもの。


関市

関の鳥「キジ」、関の動物「シカ」、関の木「シャクナゲ」が描かれている。


土山町。

町の木「スギ」と町の鳥「キジ」、町の花「茶」が描かれている。


以上

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