旧東海道25_岡崎-知立
◆旧東海道_岡崎-知立
2018年12月6日(木)曇り
吉田宿(豊橋)から知立宿(池鯉鮒宿)まで3日間かけて歩いた。
今回はその3日目、最終日。
矢作橋(やはぎばし)駅前の交差点【7:40】
前日の終了地点を7:40に出発。
(1)和志王山薬王寺(わしおうざんやくおうじ)【8:04】
古墳時代中期にこの地に勢力のあった豪族の子孫が、奈良時代に創建されたと伝えられる寺。
(2)国道1号線との分岐【8:10】
右側が旧東海道。松並木がここから見られる。
(3)熊野神社【8:20】
予科練之碑 熊野神社の入口にあった。
予科練(よかれん)とは、海軍飛行予科練習生の略称で、旧海軍における航空兵養成制度の一つ。この地に岡崎海軍航空隊があった。
(4)永安寺【8:35】
樹齢350年と言われる雲竜の松
明治用水碑【8:38】
次項の明治川神社の向かい側にあった。後日調べたら「疎通千里,利澤万世」と刻まれているそうだ。
(5)明治川神社【8:40】
明治用水は、文化5年(1808)に計画されたもので、矢作川の水を台地に引き入れ、大規模な耕地拡大の開発を行うというもの。七十余年の歳月を経た明治期に入りようやく完成をみた。明治川神社はその開発に功績のあった人達を祀っているとのこと。
(6)松並木【8:45】
片側だけのことも多いが、ここは両側に整備されている。
(7)常夜灯【9:12】
(8)猿渡川の橋の欄干【9:16】
松並木がデザインされている。
(9)無量寿寺道標【9:21】
この道標は、元禄九年(1696)に、八橋無量寿寺への道しるべとして建てられたもの。八橋無量寿寺(むりょうじゅじ)は、「伊勢物語」の時代からカキツバタの群生地として有名で、多くの歌人たちに詠まれているとか。
三百年以上前の道標が、そのまま現代のアスファルトの道端に立っているというのが、ちょっとした奇跡だと思うが、そんなことを微塵も感じさせない普通の風景。
(10)来迎寺一里塚跡【9:31】
ちゃんと昔のままの形を留めているのがうれしい。
東海道観光マップ
(11)元禄十二年の道標【9:35】
(12)知立宿の道標【9:39】
これ以降、池鯉鮒宿(ちりゅうじゅく)という表記が多く見られる。
この表記は江戸時代に使われるようになったとのことで、前掲示板に書かれているように、知立神社の御手洗池に鯉や鮒が多くいたことに由来するとか。昔の人々のユーモラスな遊び心によって出来たということなのだが、これをユーモラスという感覚はちょっと理解に苦しむ。
(13)松並木の道標【9:39】
(14)明治用水の説明板【9:40】
松並木【9:44】
(15)馬市の跡【9:49】
この一帯では、馬が数百頭も集まる馬市が盛大に開かれていたそうだ。
松並木の掲示板
(16)知立宿の道標【9:53】
(17)常夜灯【10:03】
(18)知立宿問屋場之跡【10:07】
(19)知立宿観光マップ【10:08】
(20)知立宿道標【10:17】
(21)知立古城址【10:17】
(22)本陣跡【10:21】
歩いてきた道筋にはなく、前掲の「知立宿観光マップ」を参考に周囲を探して見つけた。
(23)了運寺【10:31】
(24)総持寺跡大イチョウ【10:33】
隣の駐車場からの写真。
(25)知立神社【10:39】
知立神社多宝塔
知立神社石橋
知立公園
(26)総持寺【10:44】
(27)洞隣寺【11:24】
(28)いもかわうどんの説明板【11:26】
ここで作られていた平らなうどんは「芋川(いもかわ)うどん」と呼ばれ、江戸時代初期から名物として知られていたとのこと。ただ、「東京ではうどんのことをひもかわとよぶ」という記載は???。
(29)境橋【11:53】
(30)阿野一里塚(北側)【12:12】
道の両側に塚が残っているのは全国でも珍しい。
阿野一里塚(南側)
(31)豊明市の前後駅前の交差点【12:20】
予定通りここで三日間の旅は終了とした。
本日の歩行は4時間40分となった。
本日見つけたマンホールの蓋を示す。
安城市発祥の三河万歳の扇と鼓のデザイン。
安城七夕まつりの竹飾りを描いたもの。
前述の八橋無量寿寺のカキツバタが描かれている。知立市の花にもなっているそうだ。
カキツバタと伊勢物語
今回は3日間を通して山中の山道はなく、街道が国道1号線と名鉄の線路に沿っていたので、そういう意味では変化には乏しかった。ただ、昔の形のまま残っている一里塚を三か所も見ることが出来たし、途中に松並木がけっこう残っていたのもうれしかった。
次回は少し暖かくなってから続けたいと思っている。
以上
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