旧東海道22_豊橋-赤坂

◆旧東海道_豊橋-赤坂

2018年12月4日(火)曇り

吉田宿(豊橋)から知立宿(池鯉鮒宿)まで3日間かけて歩いた。

1日目は、吉田宿-御油宿-赤坂宿

2日目は、赤坂宿-藤川宿-岡崎宿

3日目は、岡崎宿-知立宿。

休憩を含めての歩行時間は、3日間で合計約15時間20分だった。

以下、3回に分けて記録しておく。

今回はその1日目。

(1)松葉公園の交差点【12:30】

前回の終了地点、豊橋の松葉公園横の交差点を12:30に出発。

しばらく歩くとすぐに西惣門跡に

(2)西惣門【12:33】

吉田宿では無愛想な掲示板くらいしか見てこなかったので、それに比べたら少しだけ江戸情緒の感じられる史跡。レプリカではあるが。


(3)松尾芭蕉の碑【12:34】

「寒けれど二人旅寝のたのもしき」とのこと。

(4)湊神明社【12:38】

創建は白鳳期(飛鳥時代と天平時代の間)とされている神社。

(5)吉田宿船会所【12:39】

船会所(ふなかいしょ)とは、川を渡る船を管理していた役所。しかしこの建物はとても史跡とは思えないので、その時は素通りした。後日ネットで調べたが詳細は不明のまま。

(6)とよはし【12:41】

地名の由来になった橋。

(7)豊川稲荷遥拝所【12:45】

(8)聖眼寺(しょうげんじ)【12:47】


(9)道標【12:50】

街並み。古風な建物も散見できる【12:53】


(10)常夜灯【13:06】

保護したいのは分かるが、いささか可愛そう。

(11)高橋【13:11】

旧街道はこの橋を渡ることになっている。が、片側1車線で歩道がなく、しかも意外に車の往来が激しいので、ここは通らずに、すぐ上流の「小坂井大橋」まで迂回した。

(12)小坂井大橋【13:13】

国道1号線の橋。ここの歩道を通った。

(13)菟足神社(うたりじんじゃ)【13:21】

祭神の「菟上足尼命(うなかみすくねのみこと)」が「菟足」に縮められて社名になったとか。社殿にはかなり大きな張り子のウサギがあり、また、瓦や灯籠などにも多くのウサギが描かれているとのこと。

(14)伊奈村立場茶屋跡【13:38】


(15)伊奈一里塚跡【13:41】

この道標は次の写真の「太鼓店」の脇にあった。

山本太鼓店【13:41】

和太鼓専門店は初めてみた。慶応年間創業とか。

放し飼いの鶏【13:53】

道端に5~6羽が放し飼いになっていた。昔は田舎なら普通の光景だったと思うが、素朴な感じがここちよい。


(16)常夜灯【14:38】

(17)大社神社【14:46】

(18)御油一里塚跡【14:48】

(19)常夜灯&姫街道分岐【14:51】


(20)高札場跡【14:57】

(21)御油宿の説明板【15:00】

次の赤坂宿とは約1.7kmしか離れていないとか。

ちなみに後で調べたら、宮-桑名を除いて一番長いのが、小田原-箱根(16.5km)、次が見付-浜松(16.4km)だった。

(22)東林寺【15:02】

三河の領主であった徳川家康が2回立ち寄って休息しているらしい。

御油宿の街並み【15:05】

(23)御油松並木【15:06】




(24)御関札立掛場【15:06】

松並木の掲示板の隣にある。御関札とは、大名の宿泊当日の三日前迄に宿場の出入り口に立掛けられた看板。サンプルとして松平丹波守の関札が掲げられている。


(25)見附跡【15:14】

(26)関川神社【15:17】

(27)本陣跡【15:20】


(28)赤坂宿街並みの図【15:20】

一角が小公園のように整備されていて、高札場跡もある。




元々、御油宿と赤坂宿は「赤坂御位」という大きな宿場町であったため、五街道整備の際に徳川家康の命により赤坂御位の中央に松を植え赤坂宿と御油宿という二つの宿場に分けられたそうだ。
宿場を分けたことで、大名行列は京から江戸に向かう際は赤坂を利用し、日本橋から京に向かう際は御油を利用するというルールが存在したとのこと。

(29)淨泉寺【15:25】

(30)休憩所【15:28】

(31)赤坂陣屋跡【15:28】


(32)常夜灯【15:32】

(33)一里塚跡【15:49】

(34)長沢城跡【15:50】

字がかすれてよく読めない。長沢小学校の道路沿いにあった。

(35)名電長沢駅【16:00】

本日はここで終了とした。所要時間は休憩も含めて3時間半。


途中で見つけたマンホールの蓋

豊橋市

国の登録有形文化財である「豊橋市公会堂」を背景に、1925年から市電の愛称で親しまれている「路面電車」と市の花である「ツツジ」が 描かれている。

豊川市

豊川を元気良く魚が飛び跳ね、右には豊川稲荷のキツネ、左側には市の木・クロマツと市の花サクラが描かれている。山は、信仰の対象として親しまれている本宮山。

豊川市

雨だれに大小の傘と、てるてるぼうずが手をつないで輪になっている。周りの三角形の模様は太陽を表している。

豊川市音羽町

歌川広重の東海道五十三次「赤坂宿舎招婦図」が描かれている。



浮世絵「赤坂宿舎招婦図」

以上

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