旧東海道16_藤枝-金谷

◆旧東海道_藤枝-金谷

2018年10月30日(火)晴れ

藤枝から見附(磐田)までを3日間かけて歩いた。

 1日目は、藤枝宿-島田宿-金谷宿

 2日目は、金谷宿-日坂宿-掛川宿

 3日目は、掛川宿-袋井宿-見附宿。

休憩を含めての歩行時間は、3日間で合計16時間40分だった。

以下、3回に分けて記録しておく。

今回はその1日目の記録。

(1)JR藤枝駅【10:52】

(2)青木の交差点【11:02】

前回到達したこの交差点からスタート。

(3)掲示板【11:10】

私的なものらしく、不動産屋さんの外に掲げられていた。

(4)石仏群【11:16】

(5)古東海道蹟【11:17】


(6)東海道追分道標【11:19】


(7)田中藩領牓示石蹟【11:33】

東海道の松並木 

道沿いには比較的多くの松並木が残っていて、東海道らしい雰囲気がある。

次の写真は、その松の木の根が完全に歩道を占拠してしまっているところで、他にも何か所か似たようなところは見られた。

普通に考えると、歩行者の通行に危険だということで、松の木を撤去するという話になるように思うのだが、旧東海道の景観を保存しようという粋な取組で残されている・のだろう。
(単に歩行者が少ないので問題にならないだけ・・ではないですよね?)


(8)上青島一里塚跡の道標【11:48】

今回の行程では、静岡県が設置したこれらの道標の木製表示板の劣化が激しく、非常に見難いところが多く見られた。(記念の道標を木製で製作すること自体、いかがなものでしょうね。)


(9)監物川(けんもつがわ)と監物橋の説明板【12:37】

(10)島田宿の説明掲示板【12:52】

かなり詳細に記載されていた。これによると、静岡県の中で島田宿は府中宿(現静岡市)に次いで2番目に人口が多かったそうだ。

(11)島田宿一里塚跡【12:53】

本通り商店街【12:54】

「ようこそ島田宿へ」との掲示はあるが、特にそれを積極的にアピールしている様子はなかった。田舎の普通のシャッター通りということで、人通りもまったくない。

(12)島田宿案内図【12:57】

(13)おび通り【12:59】

島田市の“区画整理事業”によって平成19年に整備された散歩道。和風の街並みが綺麗に整備されている。ただ、平日だからか、私以外に歩いている人が誰もいないというのもちょっと意外だった。ちなみに「おび通り」という名は、後で寄った大井神社で行われるおび祭りからとったもの。

(14)島田御陣屋(代官所)跡【13:01】

おび通りの途中にあった。


マンホールの蓋【13:00】

帯祭(島田大祭)で、金襴緞子(きんらんどんす)の帯を太刀にかけて練り歩く大奴と、鹿島踊りの様子がデザインされている。

今まで見てきたもののなかで一番綺麗だった。

(15)御陣屋稲荷神社【13:02】

このあと島田駅に立ち寄り小休止【13:30】


(16)史跡 宗長庵阯(そうちょうあんし)【13:30】

駅前にあった。宗長は著名な連歌氏で、亡くなった後、島田宿の俳人がこの場所に宗長庵を作った。


(17)大井神社【13:39】

大井川の恩恵に感謝し、水害の無いことを祈って建立された神社。3年に1度の「おび祭」は日本三奇祭のひとつとして有名。

当時島田に嫁入りをすると、大井神社に参拝の後、新婦が嫁入りの丸帯を持って町中全戸に挨拶回りをする風習があり、大井神社の御神輿の行列である大奴の大太刀(おおたち)にその帯を下げて披露するようになったことがはじまりとか。


次の写真はネットに出ていた実際のおび祭り。

(18)島田宿の道標【13:53】

(19)塚本家【13:58】


(20)島田宿川越遺跡【14:00】

多くの史跡や古家屋が綺麗に残されている。普通の宿場町には見られない施設だったので、なかなか興味深かった。ここでようやく他の観光客にもあった。


仲間の宿

川越人足たちの集まった宿。仕事上の意見交換や親睦の場だったとか。

札場(ふだば)

一日の川越しが終了した後、人足の川札を回収し、ここの札場で現金に替えて人足たちに賃金として分配していたとのこと。

川会所

川の深さなどを測って川越しの料金を決めたり、川札(かわふだ=切符)の販売のほか、川留めや川開けなどを取り仕切った川役人がいた場所。




(21)朝顔の松【14:06】

江戸後期に浄瑠璃として上演されて大評判となった「朝顔日記」の舞台。但し、その当時の松の大木は昭和十年代に枯れてしまったとのこと。

(22)道標【14:08】

(23)島田市博物館【14:08】

大井川の川原【14:10】

(24)川原の道標【14:16】

大きな石碑には「永仲景述」と書かれているが、何の石碑なのか、後日調べたがよくわからない。隣の道標には島田宿と書かれている。

(25)大井川橋【14:27】

川越の北側に掛かる橋。今までに徒歩で渡ったことのある橋の中でも一番と思えるほど長かった。


(26)金谷宿川越し場跡【14:31】

川の反対側の金谷に入ったところ。



(27)橋の欄干【14:32】

(28)新金谷駅にある転車台【14:40】

意外に想像よりも小振りだった。

(29)佐塚屋本陣跡【14:56】

今は佐塚書店となっていた。

(30)柏屋本陣跡【14:58】

JAの前にあった。


(31)金谷宿案内図【15:02】

(32)金谷宿の道標&一里塚跡【15:03】

(33)金谷駅【15:07】

本日はここで終了。

以上

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