旧東海道11_箱根-沼津

◆箱根-沼津間 旧街道歩き

2017年9月15日(金)曇り

旧東海道の日本橋から箱根湯本までを2013年に、箱根湯本から箱根関所までを2015年に歩いたが、今回はその続きとして箱根関所から沼津まで歩いた。途中で「三島スカイウォール」にも立ち寄った。

実は最初の段階で道を間違えて1時間弱時間をロスしたのだが、それと昼食や休憩も入れて合計6時間40分のウォーキングとなった。

曇ってはいたが、まだまだ残暑は衰えず、持参した550mlペットボトル2本を空にした。

小田原駅をバスで箱根関所跡に向かう。【8:20】

箱根関所跡を出発【9:20】

しばらく車道を行くと旧街道への分岐点がある。【9:33】

ここからは次の写真のような石畳の道。

この最初の石畳街道は、次の地図の②が入口で、しばらく行くと③で国道1号線に出る。

実はここで大きなミス!!

③の一号線に出たところで、右手に「箱根峠」の文字が見えたので、疑いもせず赤矢印のように右に曲がって、赤線のように進んだ。それは、実はもっと南にある⑤の「箱根峠」だとうっかり思い込んでしまったため。

その間違いに気付かずに進み、途中で石畳の脇道に入って下ると、何と先ほど入ったばかりの入口②に戻ってしまった。つまり、赤線から緑線のように進んでしまった次第。つまり、④の「道の駅箱根峠」と⑤の「箱根峠」とを混同したのが原因。

もっと地図をよく見ればよかったと後悔。

次の写真が④「道の駅箱根峠」で、その次が、改めて歩き直して着いた⑤「箱根峠」。ちなみに「箱根峠」は写真⑤のような単なる国道の交差点。

④道の駅箱根峠【9:49】

⑤箱根峠【10:28】

新箱根八里記念碑(峠の地蔵)【10:32】

箱根峠のそばの広い駐車場の脇で見かけたが、写真のように雑草に埋もれていた。地蔵というには かなり前衛的。 


茨ヶ平(ばらがだいら)の標識。【10:37】

ここからしばらくはその次の写真のように箱根竹が両側に茂ったトンネルのようになっている。ちなみに、「茨」とは「とげのある低木の総称」とのこと。

途中の道。だいたいが次の写真のような石畳で、歩きにくい。

シーズンオフの平日だからか、こうした道を歩いているときにはまったく誰にも会わなかった。

山中一里塚標識【10:51】

かぶと石【10:52】


雲助徳利の墓【11:25】

<2022年12月22日 追記>

江戸時代、荒くれ者で無学なものが多い雲助(宿場や街道で駕籠(かご)かきや荷物の運搬をした人)に慕われた「松谷久四郎」なる雲助の墓。

松谷久四郎は、ある大名の剣道指南役だったが、大酒飲みのために事件を起こして追放となり、箱根で雲助になった。彼は雲助をいじめる武士を懲らしめたり、文字が読めない雲助たちの手紙を読んだり、代書したり、相談に乗ったりしてあげて、雲助たちに慕われた。しかし、普段は酒を飲んでごろごろしていたので、命を縮めることになってしまったそうだ。

死後、彼に恩義を感じている雲助たちが相談し、お金を出し合って彼の墓を建てた。徳利は酒飲みだった彼のシンボルとして刻まれたようだ。(天国に行っても徳利で酒を飲み続けるような人だからこそ、雲助たちに慕われたのでしょうね。)

山中城跡入口【11:31】

左の階段先が城跡。右の方が旧街道。

途中で旧街道の工事を行っていたため、しばらく1号線を進む。

1号線から見た風景。正面に沼津アルプスが見える。【11:43】

1号線沿いにあった芭蕉の句碑「霧しぐれ富士を見ぬ日ぞ面白き」【11:46】

意味は「今日は霧が深くかかって、草庵から幾たびもながめたあの富士山が見られない。けれども、こうして霧の中に聳える富士を思い描くというのも一興であるよ。」とのこと。今日は霧はなかったが、曇が厚くて富士山は見られなかった。

三島スカイウォーク【12:15】

全長400mで歩行者専用吊橋としては日本一の長さとのこと。橋上から富士山が綺麗に見えるのが売りだが、今回は残念ながらまったくダメ。

個人的には、観光目的のみで新しく作った建造物というのはあまり好みではないのだが、通り道なので寄ってみた。1000円払う価値があるかどうかは、私的にはちょっと微妙。


なお、今回は工事中だが、旧街道はここの駐車場の目の前に出てくるので、ここで再び旧街道に入る。

笹原一里塚【12:43】

小時雨坂(こしぐれざか)標識【13:07】

馬頭観世音【13:21】

道の途中で見つけた彼岸花。そういえばもうすぐお彼岸。【13:24】

旧街道が1号線と交差する場所【13:35】

ここからは三島の市街地となる。国道1号線を進む。

錦田一里塚【13:41】

三島大社【14:16】

玉井寺一里塚【14:54】


途中で旧街道から逸れて立ち寄った「対面石」【15:06】

1180年に頼朝が挙兵したときに、奥州から駆け付けた義経と対面した時に腰かけた石。


この後、途中のスーパー等で休憩しながら歩き続け、沼津駅に着いたのはちょうど16:00となった。

趣のある旧街道をのんびり歩けていいウォーキングだった。

以上

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