旧街道「発祥の地」散策
◇旧街道「発祥の地」散策
旧街道を歩いていると「発祥の地」とされる場所に出会うこともあったので、今までに訪れた所をまとめてみた。
1.旧東海道_丸子-藤枝 2018年7月14日(土)
(2) 「日本の紅茶発祥の地」:静岡県静岡市駿河区丸子6775
明治時代、旧幕臣の多田元吉翁がインドから持ち帰ったアッサム種の原木を静岡市駿河区丸子に植え、国産紅茶発祥地として紅茶生産が始まったそうだ。
その後は海外からの輸入紅茶に押されて縮小してしまったが、地元農家が紅茶生産を途絶えさせまいと無農薬有機紅茶の製造を試みて成功させたとのこと。
2.旧東海道_鳴海-宮 2019年2月5日(火)
(37)「都々逸(どどいつ)発祥の地」:愛知県名古屋市熱田区伝馬町2-5
七・七・七・五の音数律に従う都々逸(どどいつ)は、寛政12年(1800)ごろ、今の熱田区伝馬町の東方付近で歌い出され大流行した。
江戸時代、東海道の宮宿には旅篭が約250軒もあったという。その中の“鶏飯屋”で働くお手伝いさんが大変な美声で『神戸節』『潮来節』などを歌い、終わりに「どどいつどいどい」などという囃子を入れたのが始まりで、飲食関係の女性から名古屋全域に広まっていった。やがて七・七・七・五の字数に合わせ、土地の情景や人情ものを歌い込む人が現れ、名古屋の名物となったとのこと。
3.旧東海道_伏見-山科 2019年7月11日(木)
(3)「菖蒲の節句発祥の地」:京都市伏見区深草鳥居崎町609
藤森神社は今から約1800年前に神功皇后によって創建された古社。「菖蒲の節句」発祥の神社として知られ、今日では勝運と馬の神様として、競馬関係者(馬主・騎手等)や競馬ファンの参拝者で賑わっている。
(37)「電気鉄道事業発祥の地」:京都府京都市伏見区下油掛町
日本初の電気鉄道(路面電車)が、明治28(1895)年に下京区東洞院通東塩小路踏切(旧東海道線)南側を起点として、伏見町油掛通までの約6kmを走ったとのこと。ここは当時の終点で、起点の京都駅塩小路通側にも同様の碑がある。
5.旧中山道_高崎-磯部 2020年10月25日(日)
(62) 「日本マラソン発祥の地」:群馬県安中市安中
安中藩安政遠足(あんなかはん あんせい とおあし)の碑
安中藩主板倉勝明が、藩士の鍛錬のため、藩士96人に安中城門から碓氷峠の熊野権現神社まで約30kmを走らせたのが安政遠足。日本におけるマラソンの発祥といわれている。
安政遠足覗き石
6.旧中山道_神保原-高崎 2019年12月4日(水)
(28)「日本スリーデーマーチ発祥の地」:群馬県高崎市新町
“スリーデーマーチ”というのは3日間に渡って自分の体力に合せたコースを自分のペースで歩く“歩け歩け運動”の一種。日本全国各地で開催されており, スリーデーマーチの他に2日間の“ツーデーマーチ”のケースも多いそうだ。
日本のスリーデーマーチは オランダ・ナイメーヘン市で行なわれる「国際フォーデーズマーチ」をお手本として 始められたとのこと。
7.旧中山道_戸田-大宮 2019年8月11日(日)
(28)「うなぎの蒲焼発祥の地」: 浦和駅西口ロータリー
ここを越えて上方(京側)へ向かうと、しばらくの間、鰻(うなぎ)を食べる店が無くなってしまうので、ここで食べていく客が多く、うなぎの蒲焼発祥の地とも言われてきた。仕入れていたのは別所沼(現・さいたま市内)で獲れた鰻。
「浦和うなこちゃん」は、浦和名物の鰻をPRするキャラクターとして漫画家のやなせたかし氏が作った。
碑文には以下のように書かれてある。
「浦和のうなぎは、江戸時代に中山道を通る旅人に提供したのが始まりです。浦和は、うなぎの蒲焼発祥の地と云われ、その伝統の味が受け継がれています。浦和うなこちゃんは、さいたま観光大使として活躍しています。寄贈 浦和のうなぎを育てる会」
8.旧中山道_戸田-大宮 2019年8月11日(日)
(35)「紅赤の発祥の地」:埼玉県さいたま市浦和区北浦和
9.旧東海道_大森-川崎 2022年5月12日(木)
(7)「映画発祥の地」:東京都大田区蒲田5丁目37−1
「松竹キネマ」蒲田撮影所跡
碑文がネットにあったので以下に示す。
蒲田撮影所と松竹橋
当地には, かつて, 松竹キネマ蒲田撮影所があり, 1920年(大正九年)か ら, 神奈川県大船に移る1936年 (昭和十一年)までの十七年の間, ここから幾多の名作が世に送り出され, 我が国の映画文化の発展に大きく寄与し, 蒲田は 「キネマの都」として全国にその名を知られるようになりました。
ここに置かれた橋は, 当時, 撮影所の正門前を流れていた逆川(さかさがわ) に架かっていた「松竹橋」を模したもので, 撮影所が当地を去った五十年後 の1986年(昭和六一年)に公開された映画「キネマの天地」の撮影に使われ ました。
よって, この地にこれを復元し, 「松竹映画発祥の地」として末永く記念するものであります。 平成十年十月
10.松本市街散策(旧中山道歩きの途中)2022年5月24日(火)
(3)「花いっぱい運動発祥の地」:長野県松本市大手3丁目
「花いっぱい運動」は、戦後の荒廃の中で「社会を美しく・明るく・住みよく」し、花を通じて人々の気持ちを豊かにするという願いを込めて、昭和27年(1952) に当時松本市の小学校教員だった小松一三夢氏が提唱して始まった。
11.旧中山道_塩尻-日出塩 2022年5月23日(月)
(25)「そば切り発祥の地」:長野県塩尻市宗賀4404-1
12.旧日光街道 古河宿-間々田宿 2023年11月16日(木)
(4)「古河提灯竿もみ祭り発祥の地」:茨城県古河市横山町
「古河提灯竿もみ祭り」は 毎年12月の第1土曜日に開催され, 市内の各グループが 20m近い竹竿の先に提灯をつけ,大勢で激しく揉み合いながら 相手の提灯の火を消しあうという祭り。関東の奇祭と呼ばれている。
写真の左側の石碑は、大正から昭和にかけて活躍した古河出身のプロレタリア作家、若杉鳥子の文学碑。
13.旧日光街道 日本橋-千住宿 2023年12月14日(木)
(3)「本町薬問屋発祥の地」:東京都中央区日本橋本町二丁目.
武田薬品工業本社ビルの前にあった。
家康は、日本橋周辺を町の中心部と定め、商工業者には「業種別」に集まって住むように指示し、薬種商は「日本橋本町三丁目」付近に住むことになったとのこと。
14.旧日光街道 草加宿-越谷宿 2024年1月28日(日)
(13)「草加せんべい発祥の地」:埼玉県草加市神明
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